日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃1┃5┃
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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
日本質的心理学会 メールマガジン No.134======================2015/12/20
暖冬ぎみですが気持ちはなかなかあたたかくとはいかないかもしれません。
清々しく新たな年を迎えたいですね。
▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ 学会より会員のみなさまへ
◆『質的心理学研究』編集委員会より
◆『質的心理学フォーラム』編集委員会より
◆研究交流委員会より:作業療法を社会学・障害学する研究会とのコラボ企画
のお知らせ
◆会務委員会より
■□■□会員からの情報コーナー
■ 研究会情報
ありません。
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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆『質的心理学研究』編集委員会より
またメルマガの番が回ってきました。今回何を書こうかなと考えていたのです
が、先日の質的心理学研究編集役員会で話題になっていたことをみなさんにお話
ししようと思いました。それはあまり楽しいことではないのですが、最近投稿さ
れてくる論文の形式や内容も含めての“質の低下”についてです。投稿されてき
た論文を読み、「いったい、この論文は投稿する前に、指導を受けている先生か
らコメントをもらったり、研究会で報告し、討議を重ね、参加メンバーからの意
見を反映させ、内容や形式ともに推敲を重ねてきたものだろうか」と首を傾げざ
るをえないものが多いのです。なかには、論文中に同じ表現が論述のコンテクス
トとの関連を無視する形で何度も出てきたり、句読点の使い方さえ整理、統一な
どなされていない、その意味では学術論文以前の次元として、何かを伝えようと
する文章としての一貫性さえも確保されていないものがあったりするのです。こ
うした投稿に出会うとき、私は査読していただいている先生方に率直にもうしわ
けなく思います。他の多くの学会誌も同じだと思うのですが、査読の作業はすべ
てボランティアでお願いしているのです。学問研究のため、学会活動のためなど
さまざまな理由で、先生方は快く査読を引き受けていただいています。ただでさ
え忙しい大学の雑務をこなし、通常授業をこなし、自らの専門研究を進められて
いる多くの先生方が、貴重な時間を割いて、投稿論文と向き合っていただいてい
るという事実を、論文投稿される方は、今一度考えてほしいと思います。査読を
引き受けた以上、投稿論文の内容や形式すべてについて検討し、投稿者にとって
プラスとなるコメントを書くのが当然ではないかという声も聞こえてきそうな気
がします。もちろんそのとおりだとも思います。しかし他方でこれまでであれば
特に意識されることもなく、いわばあたりまえの“暗黙のルール”であったよう
なものがしだいに忘れられつつあるような気がしています。それは、投稿する者
は、投稿する以前に時間をかけ自らが論考全体を見直し、内容形式ともに論文と
しての「完成度」をできるだけあげていくという努力をきちんと重ねたうえで、
投稿論文を執筆するというルールです。もちろんこうしたルールはどの雑誌の投
稿規程にも明文化などされていないと思います。しかし、こうしたルールは、単
に学術雑誌への投稿だけでなく、私たちが調査研究し、その成果を専門研究仲間
や学会さらに多くの人々へ還元していくために論文、著書、報告書などを執筆す
る「大前提」ではないでしょうか。以上、年老いつつある研究者のくだらない
“ぐち”として聞いていただければ、ありがたいです。
(『質的心理学研究』編集委員会副委員長 好井裕明)
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◆『質的心理学フォーラム』編集委員会より
≪意見論文 募集中!≫
『質的心理学フォーラム』第7号の特集「境界のデザイン」についての
意見論文を募集しています。〆切は3月20日(日)。入稿はメールにて。
詳しくは,『質的心理学フォーラム』第7号のp.122をご覧ください。
http://www.jaqp.jp/forum/forumtoukou/
(『質的心理学フォーラム』編集委員会 委員長 北村英哉)
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◆研究交流委員会より:作業療法を社会学・障害学する研究会とのコラボ企画の
お知らせ
●『共同研究会 作業療法に活かす質的研究法 in 熊本』
【概要】質的研究をしてみたいが、どのような方法があるのかわからない、行っ
ている途中だがこの方法でいいのか自信がない…等々、質的研究に興味がある作
業療法士の方たちのための共同研究会を開催します。初心者の方々にも興味をも
ってもらえるような内容となっています。作業療法士以外の方もご参加いただけ
ます。
【日時】2016年2月27日(土)13時~18時
【場所】熊本保健科学大学2号館2階 2207教室
https://www.kumamoto-hsu.ac.jp/about-uni/access.html
【参加費】無料
【プログラム】
<第一部> 講演「質的研究のすすめ」木下康仁(立教大学)
<第二部> 第一発表 + スーパーヴァイズ
第二発表 + スーパーヴァイズ
SV:木下康仁(立教大学)、山野克明・佐川佳南枝(熊本保健科学大学)
【申し込み方法】件名に「作業療法に活かす質的研究法 申し込み」、本文に
1.氏名、2.所属、3.職種、4.メールアドレスを明記のうえ、下記のアドレスにメ
ールでお申込み下さい。
熊本保健科学大学 保健科学部リハビリテーション学科 担当:山野
Email::yamano*kumamoto-hsu.ac.jp(*を@マークに変更ください)
【申し込み締め切り】2016年2月22日(月)
(研究交流委員 佐川佳南枝)
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◆会務委員会より
2015/12/15現在の会員数及び会費納入率をお知らせします。
会員数は1131名です。
2015年度会費納入率:87.7%(未納者138名)
2014年度会費納入率:89.4%(未納者119名)
どうしても90%の壁が破れません!みなさま、納入をよろしくお願いします。
(会務委員会 サトウタツヤ)
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■□■□会員からの情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
【注意!】以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をそのま
ま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日
本質的心理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各
自にてご判断の上、ご参加ください。
【注意!】情報提供は、以下のサイトを必ずご参照いただき、こちらから連絡
がとれるアドレスをご記入のうえお送りください(字数について制限
があります)。 http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。また、掲載
情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
【注意!】研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載され
ていることがありますので、出席される方は、開催直前にHPで確認
されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
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■ 研究会情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ありません。
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[クッピーより]
編集委員会から貴重な意見をいただいています。査読者としても職場でも同様
の体験があります。仙台の懇親会で「査読者との対話を重ねながらいい論文を
『共同』作成しましょう」という旨の発言がありました。対話・コミュニケーシ
ョンを実りあるものにするためにも共通の土俵作りと基本的なルールが大切にな
るのでしょう。自戒もこめて。
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第134号担当:日高友郎・土倉英志・鹿嶌達哉
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2015年12月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイディアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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